厨房内に使用済み食器を持ち込み洗浄すると、ウイルス・菌が厨房中に広がり、食中毒や感染症にかかる危険性があります。 田原の郷では、食器洗浄室を厨房とは別に設け、厨房がウイルスや菌に汚染されるのを防いでいます。
介護施設の中でも、特に厨房スタッフは衛生面への配慮が求められます。 厨房スタッフが使うトイレは、便器と手洗いの距離を通常よりも短くしています。用を足した後に座ったままの状態で先に手を洗うことができ、手からの感染を防ぐことができます。
多くの介護施設では汚物処理室が各階に1つしかないところが多く、汚物を運ぶ距離が長いのでその途中経路で感染のリスクが高まります。 そこで田原の郷ではユニットごとに汚物処理室を独立して設置しました。最短の距離で目につかないようにさっと処理できるようにしています。
入浴中に便意を訴える方が多いため、浴室の横には必ずトイレを設置しています。 照明点灯や便器の洗浄はセンサーで自動で行われるため、手からの感染も防止しています。
照明のスイッチやレバーなど手の触れる箇所には必ず菌がひそんでいます。 トイレの照明や便器の洗浄時にスイッチに触れたりレバーを操作したりするだけで、感染の危険が伴います。 田原の郷では、トイレ設備を全て自動化。入室するだけで照明がセンサーで点灯し、洗浄も自動、手洗いも自動で行われるため、手からの感染を防ぐ事ができます。